
さて、好評かどうかはともかくセル&レンタル中の、というこの言い方は実は謙遜であり、まあ好評と言ってもいい成績を伝え聞いてはいるのだが、当然上を見ればキリはなく、俺的にもまだまだもっと皆様にレンタルもしくは購入していただきたいとの願いを込めてやっぱり踏襲する、好評かどうかはともかくセル&レンタル中の「レイプゾンビ LUST OF THE DEAD」であるが、製作費250万円の前作からまさかの50万円アップによる続編2&3の二本撮り。実質一本150万円だから何だ100万円ダウンじゃん!という当然のツッコミを噛み締めながらの制作作業もいよいよ大詰め。イベントと称して集めた観客を終電後始発前で足が無いのをいいことにそのまま半強制エキストラ参加させたクランクインから、ボランティアスタッフキャスト(ギャラ踏み倒しも含む)の協力を得て、毎度お馴染み怒濤の無理矢理現場を敢行してのクランクアップ。続く仕上げ作業もどうにかこうにか成し終えて、無事2、そして3の納品を昨年末ぎりぎりにすべり込ませることができた。実にめでたい。皆様の尽力に深く感謝しながらも、何より俺様の偉業を讃えたい。讃えろ。
そして昨年に続いて今年も、来たる3月23日(土曜)テアトル新宿にて、オールナイト上映イベントを開催してこますのであるが、そこでは2と3を再編集してくっつけ、本来のシナリオの形にして110分の上映用特別編集版として公開する。現在その作業が進んでいると言いたいところだが、毎週アップの宣伝用連続YouTube動画「レイプゾンビチャンネル」の編集作業に日々追われており、肝心の上映版がまったく手つかずなのであった。何てこった。これでは本末転倒もはなはだしいじゃないか。友松転倒じゃないか。などという駄洒落はさておき。
いやもう貧乏暇なしを地で行く俺様友松であるが、携帯は止まるわ電気は止まるわ金の無い事はなはだしく、実はテアトル新宿に払う借り館料も払えなければ、チケットもチラシも印刷できない。それどころか「レイプゾンビ2&3」の現場一部未払いギャラさえあるのだ。かくなる上は夜逃げしかないと思いきや、そんな折りも折り、一年半振りに謹慎のとけたピンク映画界からお声が掛かり、2月末にOP映画、こちらはまだオフレコだが3月末に新東宝の新作を監督することが決まった。さらに没シナリオ「マッチ売りの殺人少女」をオンリーハーツ様がVシネマとして拾ってくださる事が内定した。おお。素晴らしい。ではこれらの金で諸々をまかなおう。その為にはとっととシナリオを書かねばならない。あ、そうだった。官能小説の新作も書かねば。いつ寝るのだ。死ぬ。忙し過ぎて仕事をする暇もないとは。しかし、いつまでこんな綱渡り人生を続けるのか。
さあ、そんなわけで先程、またしてもカッコいい「レイプゾンビ3」のジャケットビジュアルがメーカーアルバトロス様から届いた。むせび泣け。「私が写ってない」とイジケていた青山真希も今度はちゃんと写ってる。DVDのレンタルリリースは「2」が四月「3」が五月。セル版は五月に2&3の二枚組で発売となる。期待しろ。